Post Script 2-Lilla
2週間ぶりに再会した、自分の頼もしいボディガードは、悲惨な状態になっていた。
体中、傷や歯形や痣だらけ。色々な鮮度や乾燥状態の男の体液で、ぐちゃぐちゃに
汚れている。
豊かな乳房は無残に串刺しにされ、そこからの出血で血まみれだし、それ以外にも、
痣や爪痕、歯形などで傷だらけ。乳首はピアッシングされ、ひどく腫れている。
いろいろな凶悪な尖った金属が、彼女の性器を広げて縫い止め、更にその内部にも
いくつも突き刺してある。痛々しく変色したクリトリスにはリングが貫通している。
毎日休みなく陵辱されて、腫れ上がり、傷だらけで、出血が止まらない。
男の精液をそこからも、肛門からも、口からも溢れさせている。
自分の数倍以上の虐待を受けているのは一目で分かった。それ以上に、手足が...
あんなに強かった彼女の手足が.....
なんてことをするの....あの人達は....なんて.....
なのに。
彼女は強がってみせた。あたしを気遣ってくれた。
それだけでも充分凄い事だったのに。
手足に、金属棒を自分の意志で突き刺し、あたしを助けに来てくれた。
凄惨な姿。傷はさっきと変わらない。それどころか手足からは血が流れている。
痛くない訳はないのに。見ていれば判る、動くたびに辛そうな顔をしている。
あたしは、泣き出してしまった。感動して。
この人に、命を預けていいんだ。それにふさわしい人なんだ。
一番凄かった事。本当に、この人はあたしを助けてしまった。
こんなに強い人、見た事がない。戦いの強さなんかじゃないの。そんなんじゃないの。
いま、その人はあたしの前で眠っている。まったく無力な姿になって。
あたしの為に、全ての力を使い果たしてしまった....
あたしは、女の子と、よく戯れに悪戯しあったことがある。
でも、こんなのは遊び。いつか、男の子と結ばれるまでの、ただの真似事。
そう思ってたのに....
あたし、無知な子供だったんだ。
この人の前では、すべてが消えた。
あたしの受けた陵辱すら、まるで気にならない。
最初から、憧れてはいた。一緒に逃げてて、なんか妙にどきどきした。
捕まった時は、自責の念で一杯だった。
あたしのせいだ。女の子なんかにこんな事をさせてしまったから。
そして。
「正義の味方を信じなさい♪」
いいえ、いいえ。あたしが信じたのは、あなたそのものなの。
あたし、これまで本当の恋をした事が無かったんだ。初めて判った。
まりあ。愛しいひと。
もう、好きで好きでたまらないの。女の子同士なのに。
これまでの、女の子との戯れは、この人に尽くす為の準備だったのかも。
あたしの指で、まりあが喘ぐ。感じてくれてるのが、嬉しい。
まりあはあたしを受け入れてくれた。夢みたい。たとえ拒絶されても、一生尽くす
つもりだったのに。
「あ...ライラ..そこ...気持ちいい...あん、...あん、あん」
別人のように可愛らしく、まりあが喘ぐ。
あの、凄惨な姿で、にっこり笑ってくれたのと同じ人が。
「まりあ...気持ちいいいのね?...ここ、気持ちいいのね?...」
「う...うん...いいの...気持ちいいの...あ..」
「まりあ、まりあ、うんと気持ち良くしてあげるね、ここも、そこも...」
「あ、あ、あん、ライ、あ、はあ、ああ、あ」
あたしは舌で、まりあの甘い体を舐める。
そう、甘いの。あたしにとって、まりあの身体は、お菓子なの。
どこだって、みーんな、甘いの。
「ライラ、だめ、そんなの、汚いの、だめよ、だ..あああ...あう..」
「汚くないの、まりあ、汚くなんか無いの」
「あん、あは、あ、そんなとこ..そんな..あ...あ...」
まりあ。気持ちいいこと一杯してあげる。
あたしは、それしかできないから。
まりあ....
Post Script 2-Lilla END