「壱万円ポッキリ」

 その3


★PART3

出張先から戻ってきたら、すぐにある映画試写のイベントを任されるようになった。 
今年夏の真珠湾攻撃をあつかった超大作映画だが、試写会とはいえかなり大がかりな イベントで、長い緊張を強いられた。しかし、なんといっても平の社員からプロジェ クトの主任になったのだ。
その代償として、あの店にいく時間もつくれず、気が付く と最後に行ってから既に3ヶ月がたってしまっていた。

 「おじさん、また来てね・・」

 最後に雪と交わした言葉が脳裏によみがえる。あれからどうしてるだろうか?またあ の躰を・・・ 
いや、行きたいならば行けばいいんじゃないか?すでに会場も招待券も手配は済んで、細かい調整を残すだけだ。もう会社に泊まり込む必要も無いだろう。そうと分かるともういても経ってもいられない。

店の中にはいると、以前とは違うおやじが対応にでてきた。私の方を胡散臭そうに 眺める。なんだこいつは、この態度は?私は常連だぞ・・。しかし、変わったのはお やじだけではなく、店の雰囲気も以前にくらべるとだいぶ剣呑な感じにかわっていた ようだ。すこし気後れしながらも以前のように指名する。

「あ、あの・・雪ちゃんを・・」
「・・・雪ちゃん?雪ちゃんねぇ・・?」

まさかもういなくなったのか?

「え?いないんですか?」
「いや、いるけどね・・いるけど・・あれでいいの?」

雪ちゃんと聞いて、おやじが少しとまどったような顔になる。
なんだ?どうかした のか?“あれでいいの”ってのはどういう意味だ?

「こ、ここは手や足がない女の子達の店だってのは知ってますよ、あの・・僕は雪ち ゃんがいいんですが・・」
「ふぬん、いやいいけどね」

値段は前払い、以前とかわらず交わり放題で1万円。でも値段表の下には以前はな かった“特別オプションあり”という文字がついていた。
おやじに言われて、一番奥の「雪」と名札のついた部屋へと向かう。通路の両隣の 扉からは得体の知れない香りとともに、少女達の淫靡な喘ぎ声が漏れてくる。雪の部屋の扉は少し空いているようで隙間から光りがこぼれ出ていた。その隙間から彼女の姿が・・。

「とれない・・とれないよぉ」

彼女はベッドの上にうつぶせになって脚を開いていた。その付け根に位置する陰部 からはねっとりとした精液らしきものがトロリと垂れ流れ落ちている。性器をベッドのシーツにこすりつけて、こびりついている粘液を拭い取ろうとしているのだ。
だが、 拭っても拭っても少女の膣からはいやらしい粘液がとめどなく溢れ出てきている。手をのばして、自らの性器を拭おうとしているのだが股間まで手が届かない。

そう、彼 女の両腕は切断されていたのだ。肩から20cmあたりですっぱりと切断されてしま っており、肘から先にあるべき腕は無い。 

会陰部がヒクヒクと痙攣したかとおもうとまたしても、ドロリと精液がこぼれ落ちる。再び雪は股間をシーツにおしつけるが、粘液が陰部とシーツとの間で糸をひくだ けだった。
 「ふぅっ・・うぅ うぇっく・・ うわぁぁぁん・・」 自分の躰のけがれすら自分で綺麗にできないもどかしさか?ベッドに顔をうずめ ると少女はあられもない姿でなくなきだしてしまった。 

「雪ちゃんっ」 我慢できずに部屋の中に入る。少女は一瞬にして泣きやみ、 「いやぁ」 と芋虫のような躰でもがきながら部屋の奥に逃げようとする。少女の躰は小刻みに震 え、怯えた表情で、いやいやと顔を何度も横にふる。 「もういやぁ・・あれはいや・・もうやめてぇ・・」

あれってなんだよ?

「雪ちゃん、僕だよ」
私の声にも気付かぬ様子で、うつろな目のまま、逃げようと必死で四肢を動かすの だが、ねもとから20cmもない残肢はベッドのシーツにいたずらに皺を作るだけだった

「雪ちゃん、雪ちゃん、 僕だよ」
「・・おじさん? おじ・・わぁぁぁぁん・・」

彼女は私の方に身をなげだし、再び泣き始めた。
膝の上で泣き濡れている四肢を失った少女。よく見ると体中に、鋭い刃物でえぐっ たような傷跡が数多くある。腕の断端は骨こそ露出してないが、表皮はまだ再生して おらず、真皮を覆う肉芽のピンク色が生々しい。
雪は以前の穏やかな様子とはうって かわって、情緒も不安定になっており、なにかに取り憑かれたように先端を切断され た腕を闇雲にクニクニとせわしなく動かし続けていた。

「2ヶ月くらい前、知らないおじさん達が何人も部屋に入ってきて、私に変な注射を したの。そうしたら、そしたら、頭の中がぐちゃぐちゃになって私おかしくなっちゃ って・・。そうしたらもじゃもじゃの髪の毛の男の人がね、すっごく大きなナイフを 私の腕に刺して・・。
私、へんなの・・男の人達が替わりばんこに少しずつ私の腕を 切って、血がどくどくと流れていくのを見ていたんだけど、自分が自分でないようで、 なにもできなかったの・・」

特殊オプションってそういうことなのか・・ 

「昨日も別な太ったおじさんがはいってきて、あの注射をしたあとで、何度も何度も 私を鞭で叩いて・・」

小さくて可愛らしいおっぱいに、何本もの醜いミミズ腫れが這っている。 
「昨日から何度何度も拭っているんだけど、あそこはぬるぬるなままで綺麗にならな いの・・手でやろうとしても・・もう届かないの・・・・」
“届かない”の単語が触媒になったか、少女は再び狂ったように股間をこすりつけ、 ありもしない手を股間に伸ばそうとした。
「雪ちゃん、やめ・・あっ!」
もがく芋虫少女を止めようとしたが、ものすごい力に跳ね飛ばされてしまった。ク スリが残っているのか?これがその効き目なのか?

「届かない・・届かないよ・・ ぬるぬるだよぉ・・」

続く・・・  


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