ボクシング・ヘレナ
作者 高橋 実
(原案 ジェニファー・リンチ)
扶桑社 ISBN4-594-01261-2
1993年9月25日 初版発行


ボクシング・ヘレナの小説版です
とはいえ、内容は映画とは完全に別物になっていると言ってよいでしょう

鬼畜度

☆☆☆

ダルマ度

DSD(?) &DAK(ほとんどDHD)

ダルマ量

1人 (映画後半から)



ストーリー

有能な執刀外科医のニック。しかし、かれは、少年時代のマザーコンプレックスから、セックスには極端に臆病であるというコンプレックスがあった。
彼は以前一度だけ、一夜をともにしたことがある、ヘレナのことが忘れられず、ついには、彼女をさらって部屋の中、さらには箱の中に閉じ込めてしまう。
脱走を試みたヘレナは、事故で両脚を失い、車椅子の身になるが、監禁されているストレス慣れない車椅子の扱いを誤り、今度は両腕まで失ってしまう。
もはや手も足もなくなったヘレナを、いっそう献身的に世話をするニック。
やがて、2人の間に奇妙な愛情が芽生えかける。
だが、ニックの愛しているのは、本当にヘレナなのか?
ヘレナの中にいる、もう一人のヘレナがだんだんと姿をあらわし・・・・

めなぞ〜る♪感想

映画公開頃に出版された、ノベライズです。ただし、内容はかなり異なります

向こうでの小説を翻訳した、というのではなく、日本で書かれた小説のようです
この作者もやはり、映画の夢オチに対して、かなり抵抗があったらしく、小説ではまったく内容を変えてあります
当然、夢オチではありません。
しかし、逆に 理に勝ちすぎているという感じ・・・・
映画のもつ、幻想的な雰囲気はまったくなく、ストーリーとしての整合性をあわせるのに四苦八苦しているという感じを受けました。

しかしながらこの小説には、映画にはない、ニックとヘレナのSEXシーン(もちろん ヘレナがダルマになった後)があって、うれしかったです。(笑)
あと、そのシーンで、切断面をなでられて悶えるヘレナの描写があって、切断面は神経が皮膚1枚を隔てて剥き出しになっているため敏感・・・とかいう説明がなされていましたが、興味深いし、またエロチックなシーンでもありました。


戻る トップ